三重県の子育て世代にお値打ち高級住宅を提供している工務店、株式会社サティスホームで現場監督も務めた佐々木真吾さんからの新米現場監督へのアドバイスを紹介します。
どの言葉も、日々現場で悩まれている現場監督さん、これから現場監督になろうと思っている人にとって、参考になるものばかりですので、ぜひ熟読ください!
生年月日 | 1982年4月12日 | |
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住所 | 四日市市 | |
趣味 | 水泳 | |
好きな食べ物 | コロッケ | |
現場監督歴 | 9年 |
「この家は俺が作ったんやぜ」と言いたいということが一番です。それに、人を使うというか、人の上に立てるということがやりたかった。
出身は四日市で、愛知工業大学の土木科を出て、橋梁などの公共工事を行う土木会社で現場監督をしていました。建築の仕事をしたいと思っていたのですが、知人に声をかけてもらい、サティスホームを紹介されました。最初に話をした時の印象で、あまり会社っぽくなくて、団結力のある家族という感じがいいと思って転職しました。9年目になります。今、34歳です。
初めて現場監督をしたときのことはよく覚えています。4人家族でしたが、家ができる頃には5人家族になっていました。どちらかといえば奥さん主体でしたが、最終結論を出すご主人がOKを出せばそれで進む。最初ですからわからないことだらけの僕は、本当に助けてもらいながら一緒にさせていただいたというイメージです。その方の家には今でも行きます。知識がない中で付き合っていただき、必死でした。
お引き渡しが終わった時は、もう、本当にすごいことを任せてくれたんだなと感激しましたし、未経験でもとにかく調べてやればできるんだと自信がつきました。
妻に報告したら、喜んでくれました。妻も親も、前職とは畑違いの会社に転職したので不安だったようです。今は完全に安心しています。
最後にお引き渡しする時に「ありがとう」と言っていただくことですね。職人さんもそうですし、僕たち監督も、「ありがとう」と言っていただけることが、一番やっていてよかったなと思うことですね。
職人さんがみんなベテランで、僕よりもちろん知識もあり、腕も全然違う中で、現場監督として、どう立ち居ふるまうかということはすごく勉強になりました。人に対してどうするかっていう立場ですね。
メリットとデメリットを必ず伝えることです。監督をしていた時はもちろんですが、営業になった今でも、それだけはずっと欠かさず心がけています。選択するのは僕らではないので、全部をちゃんと伝える。悩んで選択していただくための材料は僕らが出すべきですから、持っているものは毎回、出しきります。きちんとデメリットを伝えることで、実際に「じゃあ建てるのはやめる」ということになったことはありませんが、場所を変えるなどということはありました。
また、何かひとつプラスアルファするということも心がけています。さらに何かひとつ先のことをできるようにと考えます。壁紙を選んでいただく時に、お施主様が費用的なことから「これにしたいけどいずれ」とおっしゃっていたら、貼りかえる前提なら替える費用がかからずにできるような、先を見越した提案をします。
コーディネーターです。色の組み合わせなど、ある一点を変えるだけでおしゃれになったり高級に見えるという勉強を今まであまりしてこなかったので、そこを勉強していきたいと思っています。
ご家族みんなが笑って楽しい決め方ができるような打ち合わせをしたいと思っています。具体的に説明するのが難しいのですが、「うーん」と悩むのではなく、いつも笑ってもらって、とにかく楽しくできる打ち合わせをできるように心がけてるつもりです。
いいところも、だめなところもきちんと伝えることです。
自分のテリトリーに新しい家ができると、つい見に行ってしまいますね。
スケール。カメラ(というか携帯)。
現場監督の仕事は、とにかく楽しくて、人としても成長できます。